VaccineFinder：パンデミックに対応するための拡張

米国疾病対策予防センター（CDC）とボストン小児病院は、COVID-19ワクチンの在庫がある医療機関を個人が探しやすくするために、ワクチンファインダーを再設計しました。この前例のない国家的課題に対応するために、地図を拡大する必要が生じたとき、彼らはMapboxに目を向けました。 

「このアイデアは、全国のコミュニティにおけるワクチンの供給場所に関する信頼できる情報源を提供することです。Mapboxとのこのコラボレーションを通じて、人々がどこに行くべきかを把握するための、ユーザーフレンドリーな出発点を作成し、少なくとも人々のワクチン検索における1つのステップを減らすことができました。」
ボストン小児病院、最高イノベーション責任者、John Brownstein

このオンラインツールは、ユーザーが指定した郵便番号の範囲内でワクチン提供者を見つけ、ワクチンが在庫にあるかどうかを迅速に判断するのに役立ちます。VaccineFinderは、連邦政府に登録されたワクチン提供者とその所在地詳細（連絡先情報、所在地営業時間、各拠点のワクチンの入手可能性など）を表示しますが、ユーザーは引き続き地域の資格要件を確認し、予約をする必要があります。 VaccineFinderを使用すると、提供者はワクチン供給に関する最新情報をCDCに報告することもできます。 

2月24日に公開されたこのウェブサイトでは、現在、アラスカ、インディアナ、アイオワ、テネシー、ニューヨーク州（ニューヨーク市を除く）、ユタ、オクラホマの限られた数のワクチン提供者が表示されており、今後数週間以内にCDCに登録されている追加の提供者を含める予定です。 

パンデミックに対応した事業拡大

VaccineFinderは、10年以上にわたり、個人がワクチンを見つけるのを支援してきました。オリジナルのウェブサイトは、H1N1型インフルエンザの発生に対応して開発されました。それ以来、ボストン小児病院のチームは、薬局、病院、診療所などのワクチン提供者と直接協力してプラットフォームを拡大し、患者がインフルエンザ予防接種やその他の定期予防接種サービスに関する情報を見つけるのを支援してきました。ボストン小児病院とCDCは、MapboxとCastlight Healthの協力を得てウェブサイトを再設計し、現在はCOVID-19対応の取り組みに完全に特化しています。新しいウェブサイトでは、連邦政府に登録されたワクチン提供者が表示され、提供者はワクチンの供給に関する情報をCDCに報告することができます。 

「COVID-19のパンデミックにおいて、ワクチンの展開に関するデータの複雑性に対応するために、当社のテクノロジーを完全に再構築する必要がありました。Mapboxとの提携により、ワクチンに関する信頼できるタイムリーな情報を求める広範なニーズに対応できる、全国的なプラットフォームという信じられないほどの課題に対応することができました。」
John Brownstein, Chief Innovation Officer, Boston Children’s Hospital

世界的なパンデミックの最中にプラットフォームを再設計することは、前例のない取り組みでした。チームが拡張可能で、かつ迅速な位置情報ツールを必要としたとき、ボストン小児病院のチームが地図の背後にあるデータインフラストラクチャに集中できるように、全国的な需要を確実に処理できる高性能なサービスを求めてMapboxに目を向けました。立ち上げの準備として、Mapboxチームはサイトアーキテクチャに関するアドバイスや、全国の何百万人もの人々が同時にワクチンサービスをシームレスに検索できるように、レート制限の引き上げに何時間も費やして支援しました。

今後の展開 

ボストン小児病院は、パンデミックの初期からMapboxと提携し、outbreaksnearme.org、global.health、そして現在はvaccinefinder.orgなどのプロジェクトに取り組んでいます。Mapboxのツールで構築、拡張された他の数百ものCOVID-19関連プロジェクトと同様に、VaccineFinderチームを新機能と改善で引き続きサポートしていきます。公衆衛生またはパンデミックからの回復のためのソリューションを構築している場合は、こちらからご連絡ください。