Studioでよりスムーズで強力な編集体験を

Mapbox Studioで、操作をより直感的、効率的、そして楽しいものにするための一連の機能変更を行いました。

よりシンプルな2タブレイアウト

スタイルを編集する際に、「レイヤー」タブと「コンポーネント」タブを頻繁に切り替えるのが不便であるというフィードバックをお寄せいただきました。これに対処するために、元の3タブレイアウト（コンポーネント、レイヤー、3D）を、よりクリーンで効率的な2タブ構造（グローバル、レイヤー）に簡素化しました。このアプローチにより、1つのタブ内で全てのマップレイヤーを管理できるため、行き来する必要がなくなり、効率が向上し、編集プロセスがスムーズになります。

新しいグローバルタブ

以前は、当社の「3D」タブには、投影、照明、3D地形、雰囲気など、特定のルートレベルのプロパティが格納されていましたが、これらは大多数のユースケースに対応していませんでした。今回、これを「グローバル」としてブランド変更し、「タイポグラフィ」や「カラー」など、他のグローバルプロパティを含めるように役割を拡大しました。この再編成は、スタイル全体のグローバルプロパティのより直感的な場所を提供し、将来の構成オプションのための確固たる基盤を構築することを目的としています。

新しいコンテキストメニューの紹介

Studioの機能が強化され、レイヤーアクションバーが過密状態になったため、右クリックコンテキストメニューを導入しました。このアップグレードにより、新機能に必要な追加のスペースが確保され、アクセスしやすくなり、レイヤーアクションの機能が拡張されます。

コンポーネントのためのより多くの領域

以前のポップアップビューでのコンポーネントプロパティの可視性が限られているというフィードバックをお寄せいただきました。コンポーネントが画面の高さ全体を使用できるようにしたため、すべてのプロパティを一度に確認でき、レイヤーとコンポーネント間でより一貫したUXを提供できます。

スムーズなオーバーライド、偶発的なイジェクトの削減

コンポーネントのレイヤーのデフォルトにわずかな変更（「オーバーライド」とも呼ばれます）を加えるには、プロパティを変更する前にレイヤーをロック解除するなど、不要な手順が必要になることをMapboxは理解しています。スムーズな編集エクスペリエンスのために、この手間を省きました。

コンポーネントの削除は、今後のコンポーネントアップデートを受信できなくなるため、有害なアクションとなる可能性があります。意図しないアクションを軽減するために、この機能をコンテキストメニューの背後に配置し、パワーユーザー向けのアクションとし、意図しないクリックが発生しにくくしました。

よりシンプルな地図セレクターUI

地図セレクターのUIを刷新し、より理解しやすく、使いやすくしました。地図上の任意のポイントをクリックすると、そのポイントにあるすべての基になるレイヤーとコンポーネントが表示され、レイヤーとコンポーネント間の関連性が明確になり、UXが向上します。

コンポーネントのタイポグラフィと色の値をより簡単に編集

コンポーネントのタイポグラフィと色の値は、以前は読み取り専用であったため、値を編集するのが少し面倒でした。コンポーネントのタイポグラフィと色の値が直接編集できるようになったため、無駄なセクションのホッピングはもう必要ありません。

最後に、コピー＆ペーストです!

待望の機能が登場しました。レイヤー間でプロパティをコピー＆ペーストしたり、レイヤーのJSONをコピーしてStudioの外部で使用したりできるようになりました。

これらのアップデートにより、Studio のエクスペリエンスがより楽しく、生産的になります。これらは、すべてのスタイルのユーザーの UI および UX を全体的に改善するために行われましたが、特に新しい Mapbox Standard スタイル の編集エクスペリエンスがどのように向上するかを楽しみにしています。Standard は現在ベータ版であり、一般提供を開始すると Studio で利用できるようになります。

次に何を作成されるか、楽しみにお待ちしています。